「BtoBサイトで問い合わせがなかなか増えない」「どの施策から手をつければいいかわからない」と悩んでいませんか?問い合わせ数が伸び悩む原因はさまざまですが、原因を見極めずに闇雲に改善を進めると時間とコストが無駄になりかねません。この記事では、初心者でも実際に手を動かしながら効果的に問い合わせを増やす方法を具体的に解説します。BtoBサイトの運営担当者やマーケティング初心者の方に向けて、現場で役立つ実務的な手順を示します。
この記事でわかること
- 問い合わせ増加施策の優先順位の決め方と選定方法
- 制作段階で押さえるべきサイト設計のポイント
- 広告とSEOを連携して問い合わせ数を増やす具体策
- 施策実行後の効果検証と改善の進め方
- 問い合わせ増加を事業成果に結びつける評価基準
- 初心者でも実践できる具体的な作業手順と入力例
- 成功確認と失敗時のチェックポイント
- 業種別のケーススタディによる具体例
なお、記事内ではGoogleの公式SEOガイド(https://developers.google.com/search/docs?hl=ja)を参考に、検索エンジンからの流入を増やすポイントも押さえています。さらに、制作や広告運用の支援が必要な場合はIgnityのサービスもご活用ください。
問い合わせが増えない原因を見つけて優先順位を決める
問い合わせが増えないと感じたら、まずは現状を正確に把握することから始めましょう。具体的には、以下のような失敗例がよくあります。
- 問い合わせフォームの入力項目が多すぎて途中で離脱される
- CTA(Call To Action)ボタンが目立たずクリックされない
- 訪問者が求める情報がサイト内で見つけにくい
- 広告やSEOのターゲットがずれている
- サイトの読み込み速度が遅く、離脱が増えている
こうした課題を整理せずに施策を進めると、効果が出にくくなります。そこで、まずはサイト解析ツール(Googleアナリティクスなど)を使って現状の数値を確認し、どこに問題があるかを見極めます。
具体的な手順は以下の通りです。
- 解析ツールで訪問者数、離脱率、フォーム到達率を確認する
- 離脱が多いページやフォームの入力項目数をチェックする
- 問い合わせ内容の傾向を営業担当者と共有し、質の面での課題も把握する
- 課題をリストアップし、改善効果が高そうなものから優先順位をつける
現状把握のためのチェックリスト
- 問い合わせの目的と達成したい行動を明確にする
- 解析ツールで訪問数や離脱率を確認して問題点を洗い出す
- 営業担当者と連携し問い合わせ内容の質を把握する
- 改善施策の優先順位を決める期限を設定する
- サイトの読み込み速度やモバイル対応状況も確認する
制作段階で押さえるべき問い合わせを増やすサイト設計のポイント
サイト制作の段階でユーザーが迷わず問い合わせまで進める設計にすることが重要です。以下のポイントを順番に確認しながら進めてください。
- 情報の整理と見やすい構成
見出しやタイトルは具体的でわかりやすく分類し、ユーザーが知りたい情報にすぐアクセスできるようにします。 - 信頼感を高めるコンテンツ
実績や成功事例を掲載し、訪問者に安心感を与えます。写真や数字を使い具体性を持たせましょう。 - 目立つCTAボタンの設置
色やサイズ、配置を工夫し、ユーザーの視線の動線に沿って配置してください。ファーストビューとコンテンツ下部は必須です。 - 問い合わせフォームの簡素化
入力項目は必要最低限に絞り、スマホでも使いやすい設計にします。入力補助やエラーメッセージも丁寧に。 - ページの読み込み速度とモバイル対応
表示速度が遅いと離脱につながるため、画像圧縮やキャッシュ設定を見直しましょう。レスポンシブデザインも必須です。
これらのポイントを満たすことで、ユーザー体験が向上し、問い合わせの増加につながります。
次の表は、サイト設計のポイントごとに確認すべき内容と判断基準、具体的な次のアクションをまとめたものです。改善の優先順位を決める際の参考にしてください。
| 確認項目 | 判断基準 | 次のアクション |
|---|---|---|
| 情報の整理・構成 | ユーザーが目的の情報に3クリック以内で到達できるか | ナビゲーションや見出しの見直し |
| 信頼感のあるコンテンツ | 実績や事例が最新かつ具体的か | 実績ページの更新や追加、写真や数字の掲載 |
| CTAボタン | クリック率が業界平均以上か | 色・配置の変更、ABテスト実施 |
| 問い合わせフォーム | 離脱率が高いか、入力時間が長いか | 入力項目の削減、UI改善、入力補助の追加 |
| 読み込み速度・モバイル対応 | Google PageSpeed Insightsでスコアが70未満 | 画像圧縮、キャッシュ設定、レスポンシブ対応 |
広告とSEOを連携させて問い合わせを増やす具体的な方法
広告とSEOは別々に考えがちですが、両者を連携させることで問い合わせ数の増加効果が高まります。以下のポイントを押さえて実践してください。
- 広告のターゲット設定を明確にする
業種や職種、企業規模など、BtoBの顧客像に合わせてターゲットを絞り込みます。Google広告のカスタムオーディエンス機能を活用しましょう。 - 広告文やランディングページをユーザーのニーズに合わせる
検索キーワードや広告の訴求内容とランディングページの内容を一致させ、離脱を減らします。具体的なベネフィットを明示しましょう。 - SEOではユーザーの検索意図に合ったキーワード選定と質の高いコンテンツ作成
Google公式SEOガイド(https://developers.google.com/search/docs?hl=ja)を参考に、適切なキーワードを選びます。キーワードはタイトルや見出し、本文に自然に盛り込みます。 - 広告とSEOの成果を統合的に分析する
アクセス数だけでなく、問い合わせフォーム到達率や送信完了率も計測し、改善点を洗い出します。Googleアナリティクスや広告管理画面を活用しましょう。 - 改善サイクルを回す
ABテストやコンテンツの更新を繰り返し、効果を最大化します。施策ごとに検証期間と評価指標を設定することが重要です。
広告とSEOの連携を視覚的に理解しやすくするため、次の図で全体の流れを示します。

図1は、現状把握から施策実行、検証・改善までの流れを示しています。各ステップで何をすべきかを確認しながら進めましょう。
施策実行後の効果検証と改善の進め方
施策を実行したら、必ず効果を数値で検証してください。以下の指標を定期的にチェックしましょう。
- 訪問者数
- 離脱率
- 問い合わせフォーム到達率
- 送信完了率
- 問い合わせの質(営業担当者と連携)
効果が不十分な場合は、仮説を立てて複数案をABテストで比較します。検証期間や評価指標は事前に決めておくことが重要です。改善の流れは次の図で示しています。

図2は、効果検証から仮説立案、テスト実施、結果分析、改善策の実行までのサイクルを表しています。PDCAを回し続けることで、持続的に問い合わせ数を増やせます。
次の表は、効果検証で確認すべき指標と判断基準、改善のための具体的なアクションをまとめたものです。数値を見ながら次に何をすべきか判断する際の参考にしてください。
| 指標 | 判断基準 | 改善アクション |
|---|---|---|
| 訪問者数 | 前月比で減少または横ばい | SEOキーワードの見直し、広告予算の調整 |
| 離脱率 | 特定ページで高い(40%以上) | コンテンツの改善、導線の見直し |
| フォーム到達率 | 低い(10%未満) | CTAの強化、ページ内誘導の改善 |
| 送信完了率 | 低い(50%未満) | フォームの簡素化、入力エラーの改善 |
| 問い合わせの質 | 営業の商談化率が低い | ターゲットの見直し、問い合わせ内容の分析 |
問い合わせ増加を事業成果に結びつける評価基準の設定
問い合わせ数が増えても、それが営業や売上に結びつかなければ意味がありません。そこで、問い合わせ増加施策の評価は以下の視点で行いましょう。
- 営業にとって価値のあるリードの獲得数
質の高い問い合わせかどうかを営業担当と連携して判断します。商談化率や成約率も指標に含めます。 - 問い合わせ後のフォロー体制の整備
迅速かつ的確な対応ができているかを確認します。対応時間やフォロー回数の記録も有効です。 - 広告費や制作コストに対するROI
費用対効果を定期的に分析し、予算配分を見直します。無駄なコストを削減しましょう。 - SEO効果の持続性
長期的に安定した流入があるかを評価します。コンテンツの定期的な更新も重要です。
複数の施策を横断的に分析し、総合的なKPIを設定することが成功の鍵です。サイト改善とマーケティング戦略を統合して進めることで、問い合わせ増加を事業成果に結びつけられます。
具体的な作業手順と入力例
ここからは、初心者の方でも実際に作業できるように、具体的な手順と入力例を示します。
- Googleアナリティクスで現状把握
管理画面にログインし、「ユーザー」→「概要」で訪問者数を確認。離脱率は「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」でページごとにチェック。フォーム到達率は「目標設定」でフォーム送信完了ページを目標に設定し、到達率を確認します。 - 問い合わせフォームの入力項目整理
現在のフォーム項目を一覧化し、以下のように必要な情報だけに絞ります。例:- 名前(必須)
- 会社名(必須)
- メールアドレス(必須)
- 電話番号(任意)
- 問い合わせ内容(必須)
- CTAボタンの改善
色はサイトのアクセントカラー(例:青 #2f80ed)を使い、ボタンの文言は「無料相談はこちら」「資料請求はこちら」など具体的にします。配置はページのファーストビューとコンテンツ下部に設置し、ABテストで効果を検証。 - 広告文のターゲティング設定
Google広告の場合、「カスタムオーディエンス」で業種や職種を絞り込み、広告文は「製造業向け業務効率化ツール」など具体的に設定します。広告文はユーザーの課題解決を意識した内容に。 - SEOキーワードの選定
Googleキーワードプランナーで「BtoB 問い合わせ 増やす」などのキーワードを調査し、検索ボリュームと競合度を確認。タイトルや見出しに自然に盛り込み、質の高いコンテンツを作成します。
成功確認と失敗時のチェックポイント
施策を実行後、以下のポイントで成功を確認しましょう。
- 問い合わせフォームの送信数が前月比10%以上増加している
- フォーム離脱率が改善し、入力完了までの時間が短縮されている
- 広告クリック率(CTR)が業界平均を上回っている
- SEO経由の流入が増え、検索順位が上昇している
もし期待した効果が出ない場合は、次の点を再確認してください。
- ターゲット設定が適切か(業種・職種・企業規模)
- 広告文やランディングページの内容にズレがないか
- フォームの入力項目が多すぎていないか
- ページの表示速度やモバイル対応に問題がないか
- 営業担当者からのフィードバックを反映しているか
ケース別具体例
以下は、業種や課題別の具体的な改善例です。自社の状況に近いケースを参考にしてください。
| 業種 | 課題 | 改善施策例 |
|---|---|---|
| 製造業 | 問い合わせフォームの離脱率が高い | フォームの入力項目を5項目に絞り、スマホ対応を強化。CTAボタンを目立つ色に変更し、入力補助を追加。 |
| ITサービス | 広告クリックは多いが問い合わせにつながらない | 広告文とランディングページの内容を一致させ、ターゲットを中小企業のIT担当者に絞り込む。問い合わせ内容の質を営業と共有し改善。 |
| コンサルティング | SEO流入が少ない | キーワード調査を実施し、「BtoB コンサル 問い合わせ」などのニッチキーワードでコンテンツを充実。定期的な更新も実施。 |
| 教育サービス | 問い合わせ後のフォローが遅い | 問い合わせ後の対応フローを整備し、迅速な返信体制を構築。営業と連携してリード管理を強化。 |
まとめ
準備物と作業環境の整え方
問い合わせ増加施策をスムーズに進めるためには、事前に必要な準備物や作業環境を整えておくことが重要です。以下の項目を参考に準備を進めてください。
- 解析ツールのアカウント作成と設定
GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーのアカウントを作成し、対象サイトにトラッキングコードを正しく設置します。特に問い合わせフォームの送信完了ページを目標(コンバージョン)として設定することが必須です。 - 問い合わせフォームの管理画面へのアクセス
CMS(例:WordPress)の管理画面やフォームプラグインの設定画面にログインできる状態にします。フォームの入力項目の編集やエラーメッセージ設定ができることを確認してください。 - 広告管理ツールの準備
Google広告やその他広告プラットフォームの管理画面にアクセスできること。広告のターゲット設定や文言編集、予算調整が行える権限を持っているか確認しましょう。 - キーワード調査ツールの利用環境
Googleキーワードプランナーなどのキーワード調査ツールを利用可能にしておきます。無料で利用できるGoogle広告アカウントがあれば、キーワードプランナーも使えます。 - 営業担当者との連携体制の確立
問い合わせ内容の質を把握し改善に役立てるため、営業担当者との定期的な情報共有の仕組みを作ります。ミーティングの予定や連絡手段を準備しておきましょう。
具体的な操作手順と入力例の詳細
初心者でも迷わず作業できるよう、具体的な操作手順と入力例をより詳しく解説します。
- Googleアナリティクスでフォーム到達率を確認する手順
① Googleアナリティクスにログイン
② 左メニューの「管理」→「目標」→「新しい目標を作成」
③ 目標タイプで「到達ページ」を選択し、フォーム送信完了ページのURL(例:/contact/thanks)を設定
④ 「目標」メニューから到達率やコンバージョン数を定期的に確認 - 問い合わせフォームの入力項目の整理例
現在のフォーム項目を表にまとめ、不要な項目を削除します。例えば:
| 項目名 | 必須/任意 | 理由・備考 |
|---|---|---|
| 名前 | 必須 | 担当者の特定に必要 |
| 会社名 | 必須 | 法人向けサービスのため必須 |
| メールアドレス | 必須 | 連絡手段として必須 |
| 電話番号 | 任意 | 緊急連絡用、任意でOK |
| 問い合わせ内容 | 必須 | 具体的な内容把握のため |
| 部署名 | 任意 | 必要に応じて追加検討 |
- CTAボタンの文言例と配置例
文言例:「無料相談はこちら」「今すぐ資料請求」
配置例:- ファーストビューの右上または中央付近
- 各コンテンツの最後(記事下やサービス紹介の下)
- 広告ターゲット設定の具体例(Google広告)
① 「オーディエンス」→「カスタムオーディエンス」作成
② 業種:製造業、ITサービス、コンサルティングなど
③ 役職:経営者、マーケティング担当者、購買担当者
④ 企業規模:従業員数50名以上など
⑤ 地域:全国または特定エリアに絞る - SEOキーワード選定の具体例
① Googleキーワードプランナーで「BtoB 問い合わせ 増やす」など複数キーワードを調査
② 検索ボリュームが中程度(100~1,000/月)で競合が少ないキーワードを選択
③ タイトル例:「BtoBサイトで問い合わせを増やす5つの方法」
④ 見出し例:「問い合わせフォームの最適化」「広告とSEOの連携」など
実行後の確認と原因切り分けに使えるチェックリスト
施策実行後に問題が発生した場合、原因を切り分けるためのチェックリストを用意しました。以下を順に確認し、問題箇所を特定してください。
| 確認項目 | チェック内容 | 対応策 |
|---|---|---|
| フォーム送信数が増えない | ・広告クリックはあるか ・フォーム到達率は高いか | ・広告文とLPの内容を一致させる ・フォームへの誘導を強化する |
| フォーム離脱率が高い | ・入力項目は多すぎないか ・スマホでの使い勝手は良いか | ・入力項目の削減 ・レスポンシブ対応の見直し |
| 広告クリック率が低い | ・ターゲット設定は適切か ・広告文は魅力的か | ・ターゲットの再設定 ・広告文のABテスト実施 |
| SEO流入が伸びない | ・キーワードは適切か ・コンテンツの質は高いか | ・キーワードの見直し ・コンテンツの追加・更新 |
| 問い合わせの質が低い | ・営業担当者のフィードバックありか ・ターゲットがずれていないか | ・ターゲットの再定義 ・問い合わせフォームの質問内容見直し |
BtoBサイトで問い合わせを増やすには、現状把握から優先順位の決定、制作段階でのサイト設計、広告とSEOの連携、効果検証と改善を段階的に進めることが重要です。数値と質の両面を評価しながら、事業成果に結びつける視点を忘れずに取り組みましょう。まずは現状の課題を洗い出し、最も効果が見込める施策から実行してみてください。
問い合わせフォームの入力項目はどのくらいが適切ですか?
必要最低限の情報に絞ることが基本です。名前、会社名、連絡先、問い合わせ内容の4~5項目程度が目安です。項目が多いと離脱率が上がるため注意してください。入力補助やエラーメッセージも設定しましょう。
広告とSEOの効果をどのように比較すればいいですか?
アクセス数だけでなく、問い合わせフォーム到達率や送信完了率を指標にしてください。広告は即効性、SEOは中長期的な効果が期待できるため、両方の成果を総合的に分析しましょう。Googleアナリティクスや広告管理画面のデータを活用すると効果的です。
効果検証で使うツールは何がおすすめですか?
Googleアナリティクスは無料で多機能なので初心者にもおすすめです。フォームの到達率や送信完了率はGoogleタグマネージャーやフォームツールの解析機能を活用してください。定期的なレポート作成も効果的です。
問い合わせ数が増えても営業につながらない場合、どうすればいいですか?
問い合わせの質を営業担当者と共有し、ターゲットやフォーム内容を見直しましょう。また、問い合わせ後のフォロー体制を整備し、迅速な対応を心がけることも重要です。リード管理ツールの導入も検討してください。
サイトの読み込み速度を簡単に改善する方法は?
画像の圧縮や不要なプラグインの削除、ブラウザキャッシュの設定を行うことが効果的です。Google PageSpeed Insightsでスコアを確認しながら改善を進めましょう。モバイル対応も忘れずに実施してください。