ホームページのお問い合わせフォームや会員登録フォームなどで、多くのサイトが利用している「Google reCAPTCHA」。スパム対策として非常に優れたサービスですが、近年は利用状況によって費用が発生するケースがあることをご存じでしょうか。
Google reCAPTCHAは利用状況によって有料になることがあります
Googleでは、reCAPTCHA Enterpriseを中心としたサービス提供へ移行が進んでおり、利用回数や利用方法によっては費用が発生する場合があります。小規模なサイトではすぐに影響を受けるケースは多くありませんが、
- アクセス数が多いサイト
- ECサイト
- キャンペーンサイト
- 会員登録の多いサービス
などでは、将来的なコストも考慮しておく必要があります。「今は無料だから大丈夫」と考えていても、サイトの成長に伴って運用コストが増える可能性があります。
有料プランの料金体系
無料枠を超過した後の「Premium」プランの料金は以下の通りです。
- 月間 10,001 ~ 100,000 件: 定額 $8.00(約1,100円)
- 月間 100,001 件以降: 1,000 件ごとに $1.00 の従量課金
主な注意点と対策
- 自動課金の仕組み: 月間無料枠の 10,000 件を超過する見込みがある場合は、あらかじめ請求先アカウントを有効にしておく必要があります。設定していない状態で上限に達すると、フォームなどの保護機能がエラーを返すようになります。
- 代替ツールの検討: 規模が大きくコストを抑えたい場合は、完全無料でユーザー操作の負担もない Cloudflare Turnstile などの代替サービスへ乗り換える企業も増えています。
Cloudflare Turnstileという新しい選択肢
そこで近年注目されているのが、Cloudflareが提供する「Turnstile」です。Turnstileは、ボットによる不正アクセスを防ぎながら、ユーザーへの負担をできるだけ減らした認証サービスです。Googleアカウントとの連携も不要で、多くの場合、ユーザーは画像を選択したり文字を入力したりすることなく認証が完了します。
Turnstileのメリット
- 基本利用が無料
- 利用回数を気にせず導入しやすい
- Googleアカウントに依存しない
- ユーザーの操作が少なく離脱率を下げやすい
- WordPressをはじめ多くのフォームで導入可能
- Cloudflareを利用していなくても導入できる
セキュリティ性能は十分?
「無料だから性能が低いのでは?」と心配される方もいますが、そのようなことはありません。Turnstileは、ブラウザ情報やアクセス状況などをもとに人とボットを判定し、多くの場合はユーザーに追加操作を求めることなく認証を行います。もちろん、100%すべての攻撃を防げるサービスではありませんが、一般的な企業サイトや店舗サイトのお問い合わせフォームでは十分なセキュリティ対策として採用されています。
新規サイトではTurnstileを選ぶケースが増えています
以前は「フォーム認証=reCAPTCHA」が一般的でしたが、現在ではTurnstileを採用する制作会社も増えています。
その理由は、
- 将来的なコストを気にしなくてよい
- ユーザー体験を損ねにくい
- 導入・運用がシンプル
といったメリットがあるためです。
まとめ
Google reCAPTCHAは現在でも優れたスパム対策サービスですが、利用状況によっては費用が発生する可能性があります。これからホームページを制作する場合や、現在のフォームを見直すタイミングであれば、Cloudflare Turnstileも有力な選択肢の一つです。
当社では、お客様のサイト規模や運用状況に合わせて、reCAPTCHA・Cloudflare Turnstileのどちらが適しているかも含めてご提案しています。
セキュリティと使いやすさを両立したフォームをご検討の方は、お気軽にご相談ください。